「人は生き、いつか死ぬ。それは変えられん。死に方を選ぶこともできん。じゃがな、生き方を選ぶことはできる。大切なことはどう死んだかではない。どう生きたかじゃ」勇者の師匠ロナントの言葉。
「人魔大戦」がついに勃発。クソリオン砦を守る勇者ユリウスのパーティを中核とした人族の軍に対し、攻めかかるはアーグナー指揮する魔族第一軍とブロウの第七軍。ブロウたちとて戦いたくはないが、戦わねば魔王に魔族が滅ぼされる。魔王を倒すか、勇者相手に戦うかと選択を迫られたら、勇者の守る砦に挑む方がまだ勝ち目があるのだ。
激戦が勇者有利に終わろうとするそのとき、白は空間魔法で転移させたクイーンタラテクトを投入した。敵も味方もひとまとめにして砦を一撃で粉砕するクイーンタラテクトに戦場は大混乱に突き落とされる。
しかし、このクイーンタラテクトすら魔王の配下の１つに過ぎない。魔王はこれより強い。誰が勝てるというのだ……。
平和のためにみんな死んでくれ！……というヒドい話で、以前に語られていた部分ではあるけれど、勇者の仲間たちから魔族の将軍までさまざまなキャラクターが登場し、魅力たっぷりに暴れ回ったあげくに退場していきます。
うん。ヒドい話だ。
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