
恵庭椎の妹、慧海の言葉。
彼女は山ガールとか森ガールではなくサバイバリストで、正確に言えば世界の終わりに備えるプレッパー。そんな彼女は仮面ライダーでいえばアマゾンだと思います。バイク乗りばかりの中で、唯一自分の足で走り続ける異端児。
小熊たちも3年になって進路を決める時期が来た。
給付型の奨学制度を適用してもらえそうで、家族のいない小熊にも東京の大学に進む可能性が見えてきた。けれど、礼子の方はまだ迷っている。
「私はカブに乗るために生きている」
彼女はただカブに乗って走っていたいだけなのだ。彼女にとってカブは趣味でも生活の道具でもない……。
少女たちが進路に悩みつつ、カブに乗って、修理して、メンテして、修理して、修理して、部品取り寄せて修理して、また修理する回。でも、彼女らが食べるシンプルなお弁当とかカフェで食べるサンドイッチとか蕎麦とかバーベキューとか美味しそう。
そして、悩んで、迷ったあげく、小熊も自分の進路を決めます。大切なのは「カブに乗る私」なのだと。
帯の推薦者にも笑います。次は充電させてくださいか?
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