
松田は自分を狙う相手にそう語る。同じような人間を過去に何人も見てきたのだ。
「人はきっかけなしに変わることはできないものさ。きっかけというのは、自分を納得するために必要な通過儀礼のようなものだが、なかなか得ようとして得られるものではない」
ラクシュミーの父、クラウゼヴィッツ商会のローバルの言葉。
ついに年貢を納める気になったハーレプストは押しかけ婚約者のラクシュミーとの結婚を決意するが、その頃、ラクシュミーの前には横恋慕する公子マルグが現れて、自分の妻兼母親になって欲しいとプロポーズしていた。しかし、初潮も来ないうちからハーレプストの元に押しかけ、彼を籠絡しようと数年がかりで包囲網を敷いていたラクシュミーの気持ちが揺るぐはずもない。
そこでマザコン公子はラクシュミーを拉致監禁してしまうのだが……。
元・アラフォー社畜の松田による蹂躙劇……なんだけれど、ラクシュミーの攻勢の方が怖い回。
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