「裏稼業転生4」 西の果てのぺろ。
学園祭の準備も始まったが、出し物のアイデアを求められて「賭場」と言ってしまったリューは悪くない。たぶん。 もちろんアイデアは却下され、代わりに採用されたのは執事・メイド喫茶だったが、ここには料金をルーレットで回して決めるというアイデアが盛り込まれていた。もちろんイカサマで貴族の子弟からは高額料金をぼったくるようになっている。...
View Article「普通のリーマン、異世界渋谷でジョブチェンジ 1」 雪野宮竜胆
早朝から深夜までと仕事が忙しすぎて恋人とも別れたサラリーマンの風戸澄人25歳。そんな澄人に深夜の新宿で転職を持ちかけたのは謎の少年。「体を使う仕事」「勤務地は東京。しばらくは渋谷」「給与は歩合制」云々。詳しい話くらいは聞いてみたいなと応えたら、いつの間にか新宿にいた。ただし誰もいない無人の世界。...
View Article「普通のリーマン、異世界渋谷でジョブチェンジ 2」 雪野宮竜胆
「自分の手を汚さないことが大事か、それとも、守りたいものが大事か」 誰かを守ると言うことは、その誰かのために戦うことではなく、誰かのために手を汚してもいいと思うことなのだ。...
View Article「百万回は死んだザコ」 yononaka
そいつはリスポーンするタイプのザコだった。盗賊の下っ端あたりで悪いことをしては冒険者や官憲に叩き切られる役回りだ。賊の頭に斬り殺されたり、仲間から袋だたきにされて死ぬこともある。そう。そのザコはリスポーン能力のあるザコなのだ。何度死んでも別人に身体に意識が乗り移って復活する。ただしザコ限定。いつでも気がつくと悪者の下っ端になっているのだ。...
View Article「田中家、転生する。7」 猪口
「おじさんはね? 手のひらで転がすのではないての。皆、自ら進んで転がりに来るの。私はただほんの少しだけ、そっと指先で押してあげるだけなの。そうすれば、自分から転がり始めたおじさんは、もう、何もしなくても勝手に転がり続けるわ。その姿がとても可愛いと思わない?」 聖女ファナあたりがいいそうだけれど、実は前世の田中港が兄の航に語った言葉。よっぽど悪女ですね。...
View Article「ミリしら転生ゲーマー02」 ウスバー
目立たないようにしていたのに、アルマ・レオハルトは教官推薦でレベル100超えの猛者が集う、上級生ばかりの武術大会に参加することになった。しかし、この大会は魔法抜きの近接戦闘勝負。位階(レベル)を全然上げていないLevel.25のアルマでは、他の参加者とは基礎能力が圧倒的に劣っている。...
View Article「裏稼業転生5」 西の果てのぺろ。
聖銀狼会を返り討ちにして野望を打ち砕いた竜星組は急拡大した。もちろん組織が大きくなれば、ダメな連中も紛れ込むのだが、明らかにダメな者は排除し、少しは見込みのある者は「更生施設」ことランドマーク本家に送り込んで性根をたたき直していく。...
View Article「ギリシア棺の謎」 エラリー・クイーン
「ナポレオンが生やしそこなった顎ひげにかけて」 エラリーはぎらぎら光る眼でつぶやいた。 盲目の大富豪ゲオルグ・ハルキスの死去後、遺言書が金庫から消失していることが判明。リチャード・クイーン警視の指揮するニューヨーク市警が乗り出すものの遺言書は見つからない。...
View Article「マスケットガールズ!4」 漂月
帝都ロッツメルは依然としてブルージュ軍に占拠されたままだ。 だが、羊丘会戦で増援のブルージュ軍を撃退したことで、奪還の機が訪れた。攻め手の総大将は第六特務旅団のアルツァー准将。これにメディレン家の私兵である第四師団、リトレイユ家の第五師団。さらに帝室近衛師団である第一師団の残党や各師団の予備役が加わって数だけなら兵力は六万に膨れ上がっているが、今ひとつまとまりがなく准将らへの信用がない。...
View Article「営業課の美人同期とご飯を食べるだけの日常」 七転
「こういうのは雰囲気でなんとかなるものなのに」 屋台の兄ちゃんに一緒にいる秋津ひよりを彼女と言われて否定はしないけど、面倒くさかっただけで彼女とも思ってはいない鹿見有。 いつも残業で忙しい事務課の鹿見だが、なぜか美人と評判で成績も良い営業課のひよりとランチを一緒に食べたり、帰り際に飲みにいったりするようになっていた。...
View Article「ルナ・ゲートの彼方」 ロバート・A・ハインライン
「おれは人生をまじめに考えてるよ。ただ人生のほうで、おれのことをまじめに考えてほしくないだけさ」 あやうく命拾いしたジミー・スロクストンはそういった。...
View Article「戦地から帰ってきたタカシ君。普通に高校生活を送りたい2」 安い芸
「すごいよ君達! すごい! さぁ言ってくれ!『あれ? 何かやっちゃいましたか?』ってイキリ散らかしてくれ!」 教室の片隅でいつも静かに本を読んでる雲雀巴は実は日本御三家の雲雀家の娘で、一般には知られていない生体兵のことについても調べていて、ヒーロー的な存在にスゴく憧れているというか執着して粘着していた。...
View Article「肥満令嬢は細くなり、後は傾国の美女(物理)として生きるのみ2」 八針来夏
「あの黄金の女のところに参られるのでしょう?」 「ああ、だがなぜついてくる」 「なに。伝承の登場人物になれそうとなりゃね」 自陣を離れローズメイのもとに向かおうとする騎士や騎士崩れたちは決死の戦場を前に楽しげだ。 アンダルム男爵は自領の民を虐げるだけでなく、怪しい邪教の術に手を染めているらしい。...
View Article「裏稼業転生6」 西の果てのぺろ。
「若、一体何が始まるんです?」 「第三次世界大戦だ」 映画『コマンドー』から拝借したリューの言葉は、あたりまえだけど部下達には通じない。...
View Article「異世界刀匠の魔剣製作ぐらし5」 荻原数馬
「復讐っていうのはな、ただ死んだ奴らの為にするもんじゃない。生きている人間が心に区切りを付ける為にも必要なんだと思う」 木こりの頭領だったケヴィンの述懐。...
View Article「異世界リーマン、勇者パーティーに入る」 岡崎マサムネ
「わたし、こまめに休憩したいです。たぶんわたしが疲れたときにはハヤシさんは限界を超えています」 よく言った、シャリー。 魔王退治に旅立つ勇者のパーティー。戦士、魔法使い、僧侶に加え、王様は新たに出現した異世界人をメンバーとした。異世界から来た林さんである。その職業はエイギョウ、ステータスは病人並。...
View Article「通販で買った妖刀がガチだった」 日之影ソラ
大学生の宮本総司が衝動買いした模造刀は本当に妖刀だったらしい。試し切りをしたら空間が裂け、勇者召喚をしていた異世界の王宮に飛び出してしまう。こっちは訳が分からなくて混乱しているし、向こうは勝手に聖剣を手にした勇者が召喚されたと聞く耳を持たない。...
View Article「魔王と勇者の戦いの裏で6」 涼樹悠樹
「大変なのがお前で面倒なのが俺。バランス取れていいだろ」 ヴェルナーはお互い様だと勇者マゼルに応えた。 魔将ゲザリウスを斃したヴェルナーは、とどめを刺した勇者マゼル一行とともに王都へ凱旋した。...
View Article「ダンジョンマスター班目」 有山リョウ
天才ギャンブラーの班目隆は突如異世界に召喚された。問答無用で、ろくな説明なしにダンジョンマスターにされてしまったのだ。その使命はダンジョンを造り上げ、運営し、魔力を集めること。しかし、彼にはこの世界の知識もないし、力も弱い。半端なダンジョンを造って攻略されても死ぬ。魔力回収のノルマを果たせなくても死。そこで彼が思いついたのは、ダンジョンにカジノを作ることだった。...
View Article「本好きの下剋上 短編集Ⅲ」 香月美夜
短編集の3冊目。本編はもっぱらローゼマイン視点で話が進むのに対し、サブキャラたちの視点から裏でどんなことが起きていたのか、他の人はなにを考えていたのかという話。ファンブックなどの短編を集めた拾遺ものなので、まだ序盤の下町の話から本編完結のその後までいろいろ収録されていてちょっと嬉しい。終盤はホント政争と戦争がぎっしりだったので、ほのぼの分が不足してたのだ。...
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