「異世界からの企業進出!? 2」 七士七海
「笑わないと、仕事なんて鬱になって一発で終わりだ」 想定以上に脱落するテスターが多く、追加募集の求人チラシがダンジョンテスターらに配られるが、受け取ったのは孤軍奮闘する田中だけだった。 魔力を識別する眼鏡と、魔力のない者には白紙にしか見えないチラシを手に、田中はテスター候補者を探しに街に出るが、なかなか求める相手には出会えない……。...
View Article「姉上。スカートをまくって股を開いて見せてくれませんか?」 サクチル
「姉上。スカートをまくって股を開いて見せてくれませんか?」 タイトルがすべて。このタイトルから話が始まり、そして終わる、とてもシンプルな構成。 ティナトール侯爵家の嫡男アルトが突如人探しを始めた。...
View Article「世界最強の後衛4」 とーわ
序列一位の『自由を目指す同盟』が効率的な狩りのために狩り場を独占してかなりになる。さすがにギルドセイバーからも問題視する声が出始めるが、明白なルール違反をしているわけではないので警告と指導が精一杯だ。 上の区への昇格を目指すアリヒトたちも、困るといえば困るものの、既に七番区の全迷宮への挑戦権を得ているので、むしろポイントを稼いでいるくらいだ。...
View Article「移動都市/モータル・エンジン」 脚本・製作:ピーター・ジャクソン他
「約束からおまえを解放しよう……」 夫婦でフィリップ・リーヴ原作、ピーター・ジャクソン製作・脚本の「モータル・エンジン」を名古屋駅前のミッドランドスクエアで。公開2日目にして2週間目のような上映館の少なさに涙目。まるで「バンパイアハンター・リンカーン」や「高慢と偏見とゾンビ」みたいじゃないか。早くも大コケB級映画の予感におののきながらもお出かけです。 結論。...
View Article「リオンクール戦記2」 小倉ひろあき
「男には男の戦があるように、女には女の戦があるのよ。そこに貴方が嘴を挟んではいけません」 それは女が戦場に出るのと同じく不名誉なことだと、母リュシエンヌはバリアンを諭した。 立ちふさがる敵はどんな卑劣な手段を使ってでもことごとく排除してきたバリアンも、女癖の悪さを攻められて包囲網を敷かれてはお手上げとなる。...
View Article「ドラゴンクエスト いのまたむつみ画集」 いのまたむつみ
おっ、イラスト集も出てきた。 宇宙皇子とかみかんとか、買ったけど売り払っちゃった気がするけど、ドラクエは手放さなかったんだな。 いのまたむつみ展で展示されていたイラストのほとんどは収録されているけれど、やはり原画の迫力は出てません。それでも、モノクロ作品がたくさん載っているのは貴重です。 【ドラゴンクエスト いのまたむつみ画集】【Dragon Quest】【いのまたむつみ】【エニックス】
View Article月刊OUT1月号「竹宮恵子特集/羊たちの胸やけ」
1979年の新年号。今号もインチキ表紙がついて表紙が全部で5枚となります。巻頭ポスターは「スター★シマック」。高信太郎のマンガ「地球へ!」、夏目房之介のマンガ「ウルトラ家の一族」も掲載。アニメ・マンガ・パロディ尽くしの雑誌ながら、音楽コーナーだけは矢沢永吉とかDEVOとかYMOとか特集していて、かなり趣味に走っていますね。...
View Article「アリータ:バトル・エンジェル」 原作:木城ゆきと
300年前の大戦争によって空中都市のほとんどは地上にたたき落とされ、唯一残った空中都市ザレムの真下には、そこから投棄されるゴミを求めて世界中から生き残りの人々が集まり、街を作り出していた。...
View Article「翔んで埼玉」 原作:魔夜峰央
周囲で『翔んで埼玉』は良いよ、万が一にもつまらない映画を見てしまったら口直しに最適、京さまカッコイイ……などと推されるので土曜日のレイトショーでシネコンへ。 公開2週間を過ぎて、深夜の劇場はなおも満席。 埼玉県人は東京都民から差別され、迫害を受けている。県境を越えて埼玉から東京には通行手形が必要だし、東京の街のあちらこちらには埼玉県人を発見・監視するセンサーとカメラが設置されている。...
View Article「スパイダーマン:スパイダーバース」
ブルックリンに住む高校生のマイルス・モラレスは、エリート校の空気に慣れず浮きがち。友達も作れず、最近転校してきた美少女も気になるが、いまだ名前を聞き出すこともできない。そんな彼の楽しみは、叔父のアーロンと街のあちこちにスプレーアートで落書きして回ることだ。...
View Article「ダンジョン・シェルパ 迷宮案内人2」 加茂セイ
「思考の結果と心の信頼は、別ものです」 タイロス迷宮のシェルパ、ロウの言葉。 タイロス迷宮でシェルパとして活動しているロウは半ば強引に東の勇者ユイカのパーティ“宵闇の剣”の仕事を引き受けさせられた。しかし、いつの間にか勇者ユイカはロウにべた惚れするようになり、ロウはそのまま押し切られて恋人同士ということになってしまった。...
View Article「星間帝国の皇女」 ジョン・スコルジー
「ほんとうにいい人は権力の座についたりしないものです」 ナファ・ドーグ首席補佐官の言葉。 皇帝の死後、皇位を継いだカーデニアだったが、実は千年の繁栄をもたらした「相互依存する国家および商業ギルドの神聖帝国〈インターディペンデンシー〉」にも終焉の時が迫りつつあった。...
View Article「アラフォー男性ですが賢者に転生したようなので、害虫駆除して暮らしていきます」 Kt60
害虫駆除一筋に生きてきた男は、40歳にて突然死。 うまく異世界転生して大貴族の家に生まれ、「賢者」の力を手に入れたまでは良かったが、領地の主産業であった綿花栽培が害虫のせいで壊滅。たちまち没落し、それぞれ100人いたメイドも護衛騎士も離散。...
View Article「黒蜥蜴と怪人二十面相」 江戸川乱歩
江戸川乱歩賞というものがあるくらい、日本のミステリの代表作家の1人が江戸川乱歩。その江戸川乱歩の作品で活躍する名探偵と言えば明智小五郎。今でこそ孫の知名度で金田一耕助に押されがちですし、ミステリの名探偵といえば他にも大勢いるわけですが、映画やテレビドラマや舞台で演じられ、またパロディや二次創作で活躍する度合いを見ればまだまだトップクラス。...
View Article「空手バカ異世界」 輝井永澄
「大丈夫だ。空手を信じろ」 空手の道を究めようとしていた男は、どうやら4tトラックとの戦いには勝てなかったらしい。気がつけば女神の手によって、科学の代わりに魔法が支配する異世界へと送り込まれていた。 空手の道にチートは不要、己の流儀をつらぬくと、スキルも武器も断って、男は異世界に立つ。彼の前に立ちふさがるは、ミノタウロスに重装騎士、ドラゴンライダー……...
View Article月刊OUT11月号「これが東京12チャンネルだ!」
昭和52年の11月号。巻頭特集は「新作SFアニメーションの大紹介」なんだけれど、メイン企画は「これが東京12チャンネルだ!」という、東京12チャンネル(現・テレビ東京)の放送する番組をあれこれ大特集するというもの。...
View Article「九百人のお祖母さん」 R・A・ラファティ
ユーモラスな語り口で、とんでもなく恐ろしい話をホラ話のように語ってしまったりするラファティの短編集。SFというより「空想」に主点が置かれた空想科学小説。ともあれ、この短編集については、タイトルで大ウケした記憶があります。 【九百人のお祖母さん】【レイフェル・アロイシャス・ラファティ】【】【ハヤカワ文庫SF】【不老不死】
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