「八男って、それはないでしょう!17」 Y.A
「みんな、2人とか3人と言わずに5人でも10人でもバウマイスター伯爵の子を産むがいい」 国王陛下のお言葉。 エリーゼが産気づいた。男性は出産に立ち会うことはできないのでバウマイスター伯爵はヤキモキしたが、無事に文字通り光り輝く赤ん坊が誕生。お家安泰である。...
View Article「無職転生~異世界行ったら本気だす(22)」 理不尽な孫の手
「いつ頃からだったかな。気づいた頃には、友達に気軽に頼み事ができるようになっていたんだ」 ギースがヒトガミの使徒だと判明した。父親パウロの元パーティメンバーで、ルーデウスとも「センパイ」「新入り」と呼び合った仲間だった。しかし、敵は敵。宣戦布告した以上、いつかはギースと殺し合うことになるとロキシーたちも納得せざるを得ない。...
View Article「化学で捗る魔術開発2」 瓜生久一
「人の力なんてのはな、何か大きな力を担保にしなきゃ、そうそう借りれるもんじゃないんだよ」 アーダン領主ゲオルグの言葉。これはテッサの「しょうがないから、ちょっと相談してみよう。大丈夫、みんなに聞けばなんとかなるよ」と対になります。...
View Article「 なんでもかんでも蓬莱学園!」 遊演体
前作から3年後。コミックやイラスト増量で、宇津帆島のすみずみまでを徹底解説……というコンセプトで、テーブルトークのルール解説的なものはないけれど、副読本に近い作りです。 またしても石原豪人を連れてくるあたり、好きなんだろうなあ。誰かが。...
View Article「公式図録-拳-」 藤田和日郎原画展
「もし迷ったら『タイトルはなんだったのか』って考えるようにしています。そうすると、物語のテーマから外れないんです」 面白い話を創る人って、たいていタイトルから外れません。 なろうあたりだとタイトルが二転三転したり、話が脇道にそれて余談ばかり膨らみ、話が始まった当初の面白さがなくなる話を幾らでも見かけますが、つまりテーマを見失っちゃうんですね。...
View Article「天竺熱風録6」 伊藤勢
「人は自分を被害者だと思った時、時に傲慢な独善に陥ります。そうして道を踏みはずし、新たな加害者になっていく……」 彼岸岸師の言葉。だから、自分たちはその先に行きたいと。 唐の時代、三蔵法師と同時期に天竺に3度赴いたという官吏、王玄策の物語を田中芳樹が書き、それを「ニルヴァーナ・パニック!!」や「斬魔剣伝」の伊藤勢がコミカライズ。痛快かつ壮大な物語絵巻となりました。全6巻と長さもお手頃。...
View Article「スヌーピーミュージアム展」 名古屋市博物館
アポロ10号のチャーリー・ブラウンとスヌーピーでお馴染み、アメリカの新聞連載コミックだった「ピーナッツ」の世界を、さまざまな原画やスケッチ、版権グッズや映像などで紹介する特別展。 朝9時半の開館直後に訪問したら既に長蛇の列。入場まで30分待ちで大人気。日曜はランチ営業しない近所の和食屋さんが、スヌーピー展の間は日曜もランチ営業するというくらい。...
View Article「異世界落語6」
「落語は物凄いテンポで、物事を進める」 異世界に召喚された落語家、一福はいわばトリックスター。宮廷の道化師と同じで、自分からは動かないのに、その言動が周囲に大きな影響を与える異なる二面性を持つ存在なのですが、この話からは彼自身の物語になります。 【異世界落語(6)】【朱雀新吾】【深山フギン】【柳家喬太郎】【ヒーロー文庫】【ナイツ】【一眼国】【かぼちゃ屋】【あくび指南】【崇徳院】
View Article「宝島 COMPLETE DVD BOOK vol.3」 東京ムービー新社
アニメ「宝島」最終巻のジャケットは、予想通りシルバーの振り向きざまのラストカットです。アニメ「宝島」といえば、ファンアートでもオフィシャルでもこの1枚になる笑顔です。監督をして「笑顔が素敵な男なんだよ。男らしいというか、こいつ悪い事やってるけど、信用できるかもしれないと思わせるような」と言わしめた、海賊の男っぷりでみんな泣きます。...
View Article「90年度宇津帆島全誌」 蓬莱学園・メディア委員会
ネットゲーム90の総集編で、単なるリアクション集ではなく、月毎の出来事を俯瞰的に総括したレポート、NPCの元設定イラストからハリン語講座、C#理論解説、PCもNPCも関係なく詰まった人名事典や家系図など盛りだくさんで、最終のオフィシャルイベントのレポートまで収録されています。1年間の熱気がぎっしり詰まった1冊で、人名事典のNPCに込めた六行マスターの熱い解説には引いてしまうくらい。...
View Article「蓬莱学園の復刻!」 遊演体
好評だった『90年度宇津帆島全誌』に加え、ネットゲーム90の会報だった『蓬莱タイムズ』12ヶ月分をぎゅっと詰め込んだ、掛け値なしの復刻版。表紙イラストは、ゲーム開始前にゲーム雑誌の募集広告として使用されたもので、そのときはモノクロだったので、カラー表紙は嬉しいですね。でも校章が邪魔。30周年企画では、中村さんの蓬莱イラスト集を期待したいところです。...
View Article「アステリズムに花束を」 S‐Fマガジン編集部
最近売上が芳しくなかったSFマガジンが、百合(女性間の関係性を扱った創作ジャンル)とSFを組み合わせて特集したら創刊以来初の3刷と、みんなどれだけ百合が好きなんや?という快挙達成。 中でも、特筆すべきはナムボク名義でpixivにて発表された短編小説「月と怪物」が収録されていること。...
View Article「スパイダーマン:スパイダーバース」 マーベル
映画が面白かったので、Blu-ray&DVDも観る。とりあえずAmazonでいちばん高いやつ。 絵コンテとか作りかけのCGを織り交ぜて決定稿とは違ったストーリー展開を見せるユニバースモードもあるけれど、やはり完成稿には完成稿になるだけの理由があるよね。テンポの良さが違うもの。やはり、こちらが好き。きちんと単体の映画として完結している上に、次作への期待ももたせるという意味では...
View Article「三世の先の幸福余暇」 山田まる
幕末に死んだ坂本竜馬と岡田以蔵がカルデアを経て現代に転生した後の物語……ってことで、ゲーム「Fate」が前提らしいのだけれど、まったくの未プレイで読んでも問題なし。つまり、最初の人生でこじれてしまった2人の関係が、間に一度別の人生を挟んだことでふりだしに戻った……という理解でよろしいのでしょうか。...
View Article「蓬莱学園の航海!1」 やなせじゃこう
「蓬莱学園の航海!」は、PBM同人誌「ポスタル★テイル」の97年2月発行の37号から98年5月発行の42号にかけて開催された同人PBMで、1年間にわたって連載……というかプレイされ、冊子上では大まかなストーリーの流れを日記形式の小説で、ポイントとなるシーンはコミック形式で掲載されていました。プレイヤーには別に個別に詳細なリアクション文章が郵送されていました。今、考えるとけっこうヘビーな運営です。...
View Article「蓬莱学園の航海!2」 やなせじゃこう
「航海!」は2巻完結。本当は1冊に収めたかったけれど、そうすると分厚くて読みにくくなるんだよね。自分が手にとって疲れない厚さということでの二分冊です。...
View Article「ロードス島戦記 誓約の宝冠1」 水野良
「この王冠を戴いた物は他国を侵略出来なくなるであろう……」 英雄たちの活躍で呪われた島ロードスにも平和が訪れ、不戦を誓い合う王たちに大賢者より“誓約の宝冠”が与えられた。それから100年……。...
View Article「フリーライフ7」 気がつけば毛玉
夏の到来に、貴大は仕事のやる気を完全になくしてしまう。普段だったら、そんなぐーたら店主を鉄拳制裁でもしそうなユミエルが、なぜか長期休暇を提案し、南国の楽園へ向かうのだった。 ところが、楽園にも貴大ダイスキな白黒コンビが出現。転移魔法で無人島へと飛んでバカンス三昧になるかと思いきや、なぜか貴大の生徒たちが漂流していて不本意なサバイバル教室が始まってしまう……。...
View Article「アラフォー社畜のゴーレムマスター(6)」 高見梁川
湖に沈んだ古代の遺跡パズルに向かった元・アラフォー社畜の松田は、そこで幼いまま人形のように時間が止まってしまったのノーラの妹マリーカを見つける。そこで、マリーカを救うべく迷宮に挑むのだが、その松田の前に狂気に飲まれたシェリーが立ちふさがる……。...
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