
「フェルネスティーネ物語」の主人公がローゼマインに似ていると指摘され、そのような同情すべき身の上ではないと否定したいローゼマインだが、本当のモデルがフェルディナンドだとまでは言えなかった。
フェルディナンドが旅立ったエーレンフェストでは、内紛を防ぐための粛正準備が進められていたが、ゲオルギーネに関する密告があったことで予定が前倒しされることになった。
一方、ローゼマインは喪失感を振り払うように動き回り、旧ヴェローニカ派の子供達が連座して粛正されないよう根回しし、各領地との共同研究のプランニング、専門コースの専攻などをこなしていくのだが、神々の加護を得るための儀式で彼女が祈りを唱えると神像が動き始めてしまう……。
いろいろ課題や問題は山積みでも、本に埋もれて読書三昧の日を目指して一歩ずつ前進するローゼマインですが、問題の方が彼女へとなだれ込んでくるのでした。
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