「強くても死ぬのはあっけないもんじゃ。生きていないと美味しいモノも食べられないし、楽しいこともできない。だからしっかり生きるんじゃ」強盗から孫をかばって死んでしまった茶園の隠居、朝尾晴郞はそのまま孫の身代わりとして異世界フィロソフの神イスリールによって転生することになってしまう。しかし、突発事故による入れ替わりのため勇者の仕事は無理にしなくていいというし、孫とプレイしたオンラインゲームやラノベの知識で思いつくまま挙げてみた要望がすべて通ってしまう。
かくして無限収納持ちで天災級モンスター並のステイタス、さらに各種魔法やら耐性までてんこ盛りした転生者セイタロウの異世界道中が始まるのだが……。
2017年あたりからウェブ連載が始まり、2018年から書籍化・コミカライズが始まった『じい様が行く』が文庫化されたので購入。
チート能力満載で異世界転生、しかも特に使命も与えられず、ゆったりのんびり異世界グルメ旅という典型のお話だけれど、主人公が若者ではなく老人ということで年の功が際立つスローライフものです。安心して気楽に読めるのが良いですね。
【じい様が行く１～「いのちだいじに」異世界ゆるり旅～】【蛍石】【ＮＡＪＩ柳田】【アルファライト文庫】【最強じい様ファンタジー】