
その話を持ちかけられたのは若き信長、謙信、信玄、そして松永弾正。さらに明智光秀や山本勘介らの思惑が交錯する中、その姫を護るために少年・日吉丸が奮戦するのだが……。
登場人物が登場人物なだけに片っ端から死んでいくような陰惨にして奇々怪々な展開ではないけれど、最終的な歴史の流れは変わらないので、その行き着くまでの紆余曲折を愉しむ物語。その結末については表紙イラストから受ける印象そのまま……という感想でした。「伝奇」より「活劇」が主かな。
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