
内容的には今の青い鳥文庫版が同じ村岡花子訳が底本です。ただし、青い鳥文庫になる際に村岡美枝が振る言い回しなど手直しした部分があるので若干異なります。なので、どの程度違うのか、古書店で見つけてきた1973年版と2020年後の新装版を比較してみました。
確かに記憶通り、ほとんどそのままです。
違いといえば、旧版では炉辺荘に「ろへんそう」とルビが振ってあったのが「イングルサイド」になっているとか、「おくさん」が「奥さん」、「へや」を「部屋」といった漢字の使い分け、「ニコラス大公」が「ニコライ大公」のような人名などの修正、「立ちどまって、わらった」が「立ちどまって笑いました」になっているのような敬体と常体の入替など、気づかず読み飛ばすほどの違いです。
うん。すっきりしました。
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