「本好きの下克上12」 香月美夜
「結婚と恋愛は違う。結婚を見据えるならば、恋を実らせることが重要なのではない。その先に生活していけるかどうかが重要なのだ」 昨年は失敗したリュエルの実の採集に成功したローゼマインは、神官長と共にユレーヴェの調合にも成功した。これで身体の内に固まった魔力を溶かし、健康な身体になれると喜んでいたのだが……。...
View Article「黒の召喚士5」 迷井豆腐
軍国トライセンが東大陸の国々へ宣戦布告を行っ。世界各国にトライセンの大軍勢が侵攻を開始し、静謐街パーズにも第1王子にして将軍のアズグラッドが率いる竜騎兵団が迫る。 時間稼ぎを依頼され、国境線で強力な古竜を擁するトライセンの大軍を足止めすることになったのは、S級冒険者に昇格したばかりの戦闘狂の召喚士ケルヴィンだった……。...
View Article「出遅れテイマーのその日ぐらし」 棚架ユウ
国産初の仮想世界接続型オンラインRPG「Law of Justice Online」に意気揚々とエントリーした佐々木優太ことユートはいきなり失敗した。 いろいろ事前調査をして、魔獣を使役するテイマーでエントリーしたのだが、最初にテイムしたのがレア妖精のノーム。ノームは戦闘がまったくできず、戦いは魔獣任せのつもりでキャラメイクしたユートにはまったく戦闘力が無い。...
View Article「鴉よ 闇へ翔べ」 ケン・フォレット
Dデイ前夜、作戦決行時にドイツ軍の通信網を分断する必要があった。しかし、電話交換施設の警戒は厳重でレジスタンスは壊滅状態。 ここでMIは破壊工作のために、女性ばかり6名の秘密工作部隊を送り込むことにした。女性ならば男性では潜り込めない場所に入り込める可能性がある。...
View Article「まんぷく名古屋」 森下えみこ/大竹敏之
「全般的に味が濃いのが特徴」 地元ライターに案内されて、名古屋メシを食べ歩いたレポートマンガ。 もはや名古屋メシ本はマンネリではあるけれど、その中でも基本を抑えながらプラスアルファもちゃんと目を配っている1冊。...
View Article「異世界食堂4」 犬塚惇平
『最低限自分が旨いと思うものでなければ出さないのが、客に対する礼儀だと思う』 これができない店ってありますよね。 食堂を訪れる種々雑多なお客たちと、彼ら彼女らがオーダーするさまざまな料理を通じて、世界を救った英雄たちのその後と、異世界食堂ができた経緯が語られる4巻。...
View Article「 豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい」
魔法学園中の嫌われ者、デニング公爵家の三男でありながら父親に見放された少年、通称「豚公爵」……それは自分が大好きだったアニメ作品『シューヤ・マリオネット』の悪役だ……。 自分が悪役に転生していたことを自覚した豚公爵スロウ。 だが、彼は自分が名門の天才児から嫌われ者の放蕩息子になった理由を知っているし、その末路も知っている。...
View Article「大宇宙の守護者」 クリフォード・D・シマック
外宇宙へ旅立とうという冒険家トミー・エヴァンズと彼を取材していたイヴニング・ポスト紙の記者ゲイリーは、冥王星へ向かう途中、漂流中の宇宙船を発見した。 およそ1000年は漂流していたであろう宇宙船の唯一の生存者は、仮死状態になっていたキャロライン・マーチン。しかし彼女は仮死状態にあっても意識を失っていなかったため、数学の天才となっていた……。...
View Article「最強呪族転生 ~チート魔術師のスローライフ3」 猫子
マーレン族の郷を起ち、都会の街で冒険者になったアベル。ほとんどテンプレでベテラン冒険者に絡まれるが、逆に利用して討伐した魔物を換金することにした。実績は要らない。とりあえず、当座の資金を面倒なく手に入れられれば良いのだ。...
View Article「神達に拾われた男 1」 Roy
「祖母に習いました。勉強と礼儀……あれば困らないと」 リョウマの祖母の教え。 ブラック企業勤務の竹林竜馬は就寝中にぽっくり死んだ。 実直な人柄ながら不運続きの人生だった竜馬だが、最後は異世界の神々に救われた。魔法を使わず魔力の余っている地球から、魔力が不足がちな異世界に、魔力移転の媒介として転生して欲しいというのだ。...
View Article「黒剣(くろがね)のクロニカ03」 芝村裕吏
「わしも娘たちにちやほやされたい。それは男子の夢である。まあ、夢の全部でもなかろうが」 マルクス・アウレリウス・アントニヌスの言葉。 黒剣家の次兄オウメスの策略により、都市国家コフは骸骨兵が跋扈する死の国となり、近隣都市への侵略に動き出していた。 陥落した都市ヤニアからなんとか脱出したフランと異形の娘たちは、起死回生の反撃を試みるのだが……。...
View Article「サモナーさんが行く Ⅰ〈上〉」 ロッド
βテストを終え、本サービスを開始したVRゲーム『アナザーリンク・サーガ・オンライン』に召喚士としてエントリーしたキースだが、パーティを組もうという者が誰もいなくて途方に暮れていた。...
View Article「サモナーさんが行く Ⅰ〈下〉」 ロッド
「これでは助言も出来んの」 召喚士オレニューに弟子入りしたキースだが、師匠もキースの指導には戸惑いがち。召喚されたモンスターは強いが、召喚士自身が倒されてしまったらそれでおしまい。だから召喚士は後方で召喚したモンスターの指示に専念しろといいたいのだが、なぜかキースは率先して敵にぶつかり、苦戦しながらもたいていの場合は勝ってしまうのだ。...
View Article「戦国小町苦労譚6」 夾竹桃
「やらないで後悔するより、やれるだけやって後悔する方がマシです」 撤退の訓練でもなんでもやった方が良いと静子。 延暦寺が仕掛けた信長包囲網は激化している。 しかし、静子と信長にはそれも計算のうち。頃合いとばかり、静子はついに本気モードへと突入した。その策謀は、秀吉や半兵衛が聞いてもドン引きするようなものだった……。...
View Article「槍の勇者のやり直し1」 アネコユサギ
「正攻法が一番効率的なのですぞ」 邪魔する者は正面から蹂躙するだけだと、槍の勇者こと北村元康。 そして実際、国境の砦など一撃粉砕してしまう。 最終決戦を前に、槍の勇者は別の世界へとはじき飛ばされた。気がつけば、そこは始まりの召喚の間。もう一度、この世界の物語を最初からやり直すことになったのだ。...
View Article「横浜駅SF」 柞刈湯葉
「ヒーローにも悪魔にもならなくていい。ただ、ひと粒の砂として力を貸して欲しい」 改築工事を繰り返す“横浜駅”が自己増殖を開始して数百年。JR北日本とJR福岡が独自技術で抵抗を続けているものの、日本の国土の99%が横浜駅構内となり、日本人は脳に埋め込んだSuikaで管理されて生きる者と、駅の外に放り出され、その廃棄物で生きる者に別れてしまっていた。...
View Article「スーパーカブ2」 トネ・コーケン
「イタリア野郎にパンの焼き方や味わいかたがわかるかってんだ」 「美味しい物を食べて人生を楽しみたい人はドイツのパンなんて食べませんよ!」 椎の家のパン屋は不統一感の塊だ。フランス語の店名が付いた店内では、父親がドイツのパンを売るベーカリーと母親のアメリカンダイナーのカフェの真ん中で、娘がエスプレッソマシンを動かしている。...
View Article「月が導く異世界道中10」 あずみ圭
こっちの世界に連れてきた女神に恩を感じるわけじゃなく、むしろ機会あれば一泡吹かせたい深澄真だが、今のところ大人しくクズノハ商会で亜空の商品を売りさばく仕事の傍ら、ロッツガルド学園で講師をしている。...
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