「異世界語入門」 Fafs F. Sashimi
「たいてい異世界転生するような人間はサブカルクソひきこもりで美少女だけ助けるようなジゴロで、殺戮を苦としない一般無能サイコパスと相場が決まっている」 八ヶ崎翠は気がついたら見知らぬ家の中にいた。どうやら異世界に転移しているらしいのだけれど、前後の記憶がはっきりしないどころか、過去の記憶もほとんどない。...
View Article「槍使いと、黒猫。6」 健康
「汚物は消毒だァァァ」 シュウヤはロロにすべてを焼き払わせた。どうせ異教徒だし。 ホルカーバムの神樹を復活させるため、シュウヤと相棒の黒猫ロロ、そして新たに仲間となった水の精霊ヘルメはサデュラの森を目指す。 彼らは途中、ケンタウロスのような魔物に襲撃されている一行を救出し、そこでアーカムネリス聖王国の第三王女アウローラと知り合う……。...
View Article「そのおっさん、異世界で二周目プレイを満喫中2」 月夜涙
「明日こそ、がんばる」 「明日から、がんばる」とちょっとしか違わないのに大違い。 レベルをリセットして1から冒険者人生をやり直すことになったユーヤは、獣人のルーナ、エルフのティルとともにパーティーを組んだ。そして、ゲームプレイヤー時代の記憶をもとにしたテクニックや裏技を駆使して最速かつ効率的にレベルアップして最強の冒険者を目指す。...
View Article「アラフォー社畜のゴーレムマスター(4)」 高見梁川
「婚活は夢の舞台じゃありません! 弱肉強食の戦場で、現実とどこまで妥協するかの駆け引きの場なんです!」 広告代理店の岩井の主張。 「乙女の歳は心の在り方で測るべきなのだ」 マリアナ王女の主張。...
View Article「フェアリーテイル・クロニクル15」 埴輪星人
『「アンデッドを昇天させ、大地の穢れを払う歌」。そう書けば非常に神々しいイメージになるのに、その内容が般若心経ゴスペルで、扱いが対アンデッド・邪神関係者用の兵器となっていて、アンデッドや邪神関係のモンスターが聞くともだえ苦しむと書くと途端に残念な印象になるのはなぜだろう?』...
View Article「トカゲといっしょ(3)」 岩舘野良猫
「戦は……実際の戦闘よりも、その前準備と後始末の方が数倍面倒で気を使う」 そのことを弁えている人材は貴重だとアルマヌニア公の次男、ムヒライヒ・アルマヌニアの言葉。 山岳民との戦争で招集され、アルマヌニア公の陣に加わったハザマたち洞窟衆は、バタス川制圧に参加。攻勢の前面に立つ盾兵に志願したがバジルの能力とハザマのパワーで敵陣を突破、そのまま敵中を本陣めがけて一直線に突き進んだ。...
View Article「リオンクール戦記」 小倉ひろあき
「反乱を起こしたものを赦してはいけない」 王と王弟の内乱からバリアンが学んだこと。 食品加工会社勤務のサラリーマン、田中正は胃の腫瘍によって病死した。享年41歳。 その田中は、気がつけば中世風の異世界に転生していた。辺境の大貴族、伯爵家の次男、バリアン・ド・リオンクールがその名である。彼の望みは、父ルドルフと兄ロベールを補佐して無難に生きたいだけなのだが……。...
View Article「曲直瀬道三」 山崎光夫
「どんな夢を叶えるにも健やかな心身が必要です。戦いに勝つにも心身の健康があってこそ、まちがいなく策が講じられ戦えるというものです」 『太平記』からも学べただろうと、曲直瀬道三が毛利元春に説いた言葉。 戦国時代にあって特定の誰かの侍医となることはなく、、市井の人々から多くの武将までわけへだてなく診療し、信頼された医師がいた。曲直瀬道三である。...
View Article「星界の戦旗VI 帝国の雷鳴」 森岡浩之
「全艦、猫を降ろせ」 錨じゃないよ。常在宇宙のアーヴたちにとって、そこが戦場か否かの区別は艦に猫がいるかいないかで判断されるよう。 〈アーヴによる人類帝国〉の帝都ラクファカール陥落から10年。 宇宙各地へ散っていたアーヴたちが、新皇帝ドゥサーニュの下、再び集結。各所で反撃の狼煙が上がる。 その中に、将官となったラフィールの姿もあった……。...
View Article「それでも異能兵器はラブコメがしたい」 カミツキレイニー
「パンツ脱いで頭からかぶったら?」 顔バレは絶対阻止なのだ。 辰巳千樫は、クラスメートの市ヶ谷すずが好きだ。すず本人は覚えているのかどうか分からないけれど、すずとは小学生時代にクラスメイトで卒業前に引っ越しでいなくなったきりだけれど、千樫はずっと彼女のことが好きだったのだ。 けれど、高校で再会した彼女はすっかり様子が変わっていて、活発な少女はいまや引っ込み思案な不思議系女子になっていた。...
View Article「クール・エール1」 砂押司
「誇れ、アリス。英雄と呼ばれるのはお前であって、俺じゃない。……俺じゃないんだ」 まだ幼かった妹が行方不明になり、それを嘆いた母も自殺。1人きりで殺伐とした生活を送っていた中畑蒼馬は、ある朝、魔法と精霊の存在する異世界に召喚されてしまった。村の生け贄の代役としてだ。そして、そこで知ったのは、行方不明となった妹も村の生贄として召喚され、既に殺されていたという事実。...
View Article「クール・エール2」 砂押司
「正しさを理由に、他者を害するならば。同じ正しさを理由に、自身が害されることにも納得しなければいけないのだ」 生贄として召喚された異世界で、水の大精霊アイザンの後継者となったことで、ソーマは最強の水属性魔導士となった。彼が文字通りの魔王とならなかったのは、アイザンの贖罪とアリスの暖かさに救われたからにすぎない。...
View Article「本好きの下克上16」 香月美夜
「その言ってみただけ、で足をすくわれることもあるのだ。口に出す言葉には気を付けなさい」 フェルディナンドにはローゼマインの迂闊さが気になって仕方がない。 貴族院の一年生が終わり、ローゼマインがやることはてんこ盛りで悲しむ暇もない。...
View Article「齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定2」 榎本快晴
邪竜(仮)レーヴェンディアとその眷属の娘レーコは水路の町セーレンを発ち、再び魔王討伐の旅に出た。しかし彼らが訪れた小国アスガでは『国王が邪竜に襲われる』事件が発生。またまた逃亡するはめになるのだが、この逃避行に同行することになったのは襲われたはずの国王だった……。...
View Article「マージナル・オペレーション改05」 芝村裕吏
「先送りしている間に問題を解決すれば良いのです。実に日本的な対応だと思いますけど」 イトウさんの言葉。「今は真面目に言ってますからね」ということは、普段は真面目じゃないんだ……。 予約して発売日に届いたものの、白インクらしい立体的にこんもりした染みが表紙から背表紙まで点々と付いていて、さすがにこれはないと返品したら交換分が到着せず待ちぼうけ。待ちぼうけ。...
View Article「素材採取家の異世界旅行記5」 木乃子増緒
「人の趣味の領域に触れてはならない。聞いていないのに、いろいろ語られるから」 この巻よりイラストレイター交替。新しい人もへたではないけれど、今までの明るさ、可愛さがなくなってションボリ。ドラゴンとかヒツジとか怖いよ。 今までのゲストキャラが総登場するような勢いで、このまま大団円かと思ったけれど、まだ続くようです。カニ出てこなかったし。...
View Article「戦国小町苦労譚9」 夾竹桃
「友とは良いものだ。心気兼ねなく言葉を交わし、困難な道を歩もうとすれば、何も聞かず傍らにいてくれる」 上杉謙信の無い物ねだり。 武田信玄を討ち取り、織田信長の覇権はいよいよ強大となり、その勢いで室町幕府の歴史に幕を引こうとしていた。 その頃、ついに完成した静子の居所では記念の宴が準備されていたが、主の知らないところで来賓が増え続けていた。...
View Article「ペンギン・ハイウェイ」
「世界には解決しないほうがいい問題もある」 アオヤマ君の父の言葉。 映画でも、出番が少ないながら息子を導く師父的な役割も担っていましたが、原作ではそれ以上に「この人、本当はどこまで知ってるの?」と思わせるところがあります 映画が面白かったので、原作も購入。カバーはいつもの映画公開対応の極幅広帯であって、カバーではありません。...
View Article「ミリオタJK妹!2」 内田弘樹
「どんな辛い人生だったとしても、死ぬ間際に『俺は頑張った! やれるだけのことはやった!』と思えたなら……それはそれで、充実した人生だったといえるんじゃないか?」 大事なのは、後悔しない選択を繰り返していくことだと宗也は言う。...
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