「ゴスロリ卓球」 蒼山サグ
「なんで卓球で、なんでゴスロリなんですか。なんで混ぜたんですか、それを」 「美しいから。他に理由はいらぬ」 卓球部の超高校級プレイヤー、斎木羽麗が学校から消えた。 所在不明になった幼馴染みを追いかけた坂井修は、羽麗が行方不明になった父親の借金を肩代わりする代償に、闇卓球の賭け試合に出ることになったことを知る……。...
View Article「ヤキトリ」 カルロ・ゼン
「他人ってやつは、期待すると裏切るし、信用すると裏切るし、警戒しても襲い掛かってくる」 なれ合うと言うことは自分の死刑執行書類にサインするようなものだとアキラは思う。 銀河文明と接触した地球の運命は、ヨーロッパ文明と接触したアフリカ大陸のようなもので、地球人類は国籍の区別なく全員、商連と呼ばれる異星の民の隷属階級に落とされていた。...
View Article「魔王になったので、ダンジョン造って人外娘とほのぼのする3 」 流優
「自身で勝ち取った訳じゃないものを、まるで自身で勝ち取ったかのように享受していれば、いつかそれは夢幻のように消え去ってしまう」 古代龍レフィシオスは、それを長い生の中で知っている。...
View Article「タタの魔法使い2」 うーぱー
新たな事件は魔法使いタタの妹、カカによって、私立折口大学附属高校で引き起こされた。文化祭前日の校舎が準備途中の生徒たちごと異世界に転移させられたのだ。しかも、カカによって準備中のホラーハウスが本当のモンスターの巣になってしまった……。...
View Article「逆鱗のハルト1」 奏
冒険者養成学校の同級生でパーティーを組んでいるハルトは、ある日ギルドの掲示板前で昔なじみを見つけた。やはり同級生で、今は〈疾風〉の二つ名を持つディティアだった。しかし、彼女は先日の大規模討伐依頼で仲間を失っていた。 ひとりぼっちになってしまった彼女を仲間に迎えることにしたハルトたちだったが、彼女に頼らない、頼っていると思われないよう、自分たちも有名になって二つ名持ちになろうと誓うのだが……。...
View Article「クール・エール3」 砂押司
「強いとか弱いとか、できるかできないかじゃない。愛するなら、最低限守る意志は示せ。それができない奴に、誰かを愛する資格はない」 行方不明のはぐれ水竜の回収に向かい、なんとか話をつけることに成功したソーマは2頭の竜、シズイとサラスナを開拓地ウォルの守護に残すと海を渡ることを決意した。 ネクタ大陸にある森人の郷に向かうためである……。...
View Article「アラフォー賢者の異世界生活日記7」 寿安清
「発動コードは【ラグナロクの始まりだぁ!!】になりますので、ご了承ください」 イルマナス地下大遺跡の管制システムは、衛星軌道から常に地上を照準に納めている。 メーティス聖法神国が召喚した勇者と接触したゼロスは、虚実入り交じった情報を吹き込んで追い返すと我が家へと帰還。ところが、ゆっくり落ち着くまもなく、突如現れたナグリとボーリングに拉致されて、地下街道の工事現場へと連れて行かれるのだった……。...
View Article「転生したらスライムだった件(13)」 伏瀬
ジュラの大森林に帝国軍が攻め込んだ。強力な戦車や航空兵器を擁する94万の大軍勢である。 テンペストは、魔王ラミリスの権能によってダンジョンへと町を避難させると、帝国の猛攻に正面から挑むのだが……。...
View Article「魔術師ペンリック」 ロイス・マクマスター・ビジョルド
「神々を否定してはなりません。そうすれば神々もあなたを否定しないでしょう。危険な習慣であることは心しておいてください。わずかなひび割れからでもいったん受け入れてしまえば、神々は鼠よりひどくはびこることになりますから」 神学校の定番ジョーク。...
View Article「転職の神殿を開きました4」 土鍋
「神とは、方向性を持ったエネルギー体である」 神学校の同級生、エディ・レミングソンの論文の主題。 特別司祭となったカナメ・モリモトのもとに、エメロン侯爵の屋敷で行われるパーティーへの誘いが届けられる。気が進まないながらも断る理由もことから招待を受けたカナメだったが、リカルド王子からカナメをパーティーの席上で暗殺しようとする動きがあることを伝えられる……。...
View Article「リケジョの法則」 那識あきら
「失敗は誰にでもある。それを乗り越え、成長できるかどうかが問題なんだ」 退職した大橋の言葉。ありきたりな言葉ではありますが、上司がそういうスタンスだと組織は活性化しますよね。...
View Article「本好きの下克上 貴族院外伝 一年生」 香月美夜
自分のことを「無能」と言われて切り捨てられたのに、フェルディナンド様は素晴らしい方ですねと喜ぶアンゲリカの話など、『本好きの下克上』の貴族院本編で1年生となったローゼマインが暴れ回っていた裏で、どんなことが起きていたのか、他の人はどんな風に見て何を思っていたかを、さまざまな教師・司書や生徒の視点から描いた、全18編の短編集です。...
View Article「私、能力は平均値でって言ったよね!(8)」 FUNA
「私には、敵兵5000人の命より、自国の兵士や農民達1000人の命の方が大事ですよ。でも、うちのお店で商品を買ってくれるなら、敵兵も自国民も、どちらも大事です!」 商売人のモニカの言葉。 大帝国が隣国へと侵略の魔の手を伸ばした。その最初の獲物となるのは、マイルことアデルの故郷だった。...
View Article「クール・エール3」 砂押司
「強いとか弱いとか、できるかできないかじゃない。愛するなら、最低限守る意志は示せ。それができない奴に、誰かを愛する資格はない」 行方不明のはぐれ水竜の回収に向かい、なんとか話をつけることに成功したソーマは2頭の竜、シズイとサラスナを開拓地ウォルの守護に残すと海を渡ることを決意した。 ネクタ大陸にある森人の郷に向かうためである……。...
View Article「転職の神殿を開きました5」 土鍋
このままでも出世が保証されていたカナメだったが、転職の神殿を開きたいという気持ちに変わりはなく、あえて辺境の地へと向かう。 そこは彼が異世界召喚された場所、ルノール村だった……。...
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